事例紹介(※プライバシー・個人情報の保護のため,一部改変しています)
企業法務
- M&A
- 合同会社の代表社員が行方不明になった事例において、不在者財産管理人の選任申立を行い、会社のデューディリジェンスを行った上で、不在者財産管理人を相手に価格交渉をして持分を買い取り、会社を新経営陣のもとで存続させることができました。
- 第三者委員会
- 病院における横領事件に関して、原因や対策を取りまとめる第三者委員会の構成員として調査報告書を作成し、ガバナンスの脆弱性を指摘して再発防止策を具体的に提言しました。
医療事件
- 医療事件(患者側・大手市中病院外科)
- 救急搬送された患者の検査結果誤認による死亡事故について、和解により解決しました。
- 医療事件(患者側・大手市中病院外科)
- 手術ミス(内視鏡を用いた胆嚢の手術で穴を開けた)による死亡事故について、和解により解決しました。
刑事事件
- 刑事事件(私選・風営法違反、詐欺)
- 風俗営業における名義貸しとコロナ対策給付金の不正受給の事案において、詐欺罪は幇助に留まるとの弁護人の主張が採用されて不起訴処分となり、風営法違反による罰金刑のみの判決となりました。
- 刑事事件(私選・窃盗、詐欺)
- いわゆる特殊詐欺の「受け子」「出し子」をそれぞれ行った事案において、件数も多く、被害弁償にも苦慮したものの、裁判では執行猶予となりました。
- 刑事事件(私選・窃盗)
- 勾留決定後に弁護人に選任され、速やかに資料をそろえて準抗告を行った結果、準抗告が認められて被疑者が釈放されました。最終的に被害者と示談が成立し、起訴猶予処分になりました。
- 刑事事件(私選・邸宅侵入)
- 盗撮目的でマンションに侵入した事案において、逮捕当日に私選弁護人として受任し,検察官の勾留請求が却下されました。また,被害者と示談が成立し,起訴猶予処分となりました。
- 刑事事件(私選・青少年健全育成条例違反)
- 逮捕当日に私選弁護人として受任し,検察官の勾留請求が却下されました。ご本人は職場復帰することができました。
- 刑事事件(私選・犯人隠避)
- 酒気帯び運転の身代わり犯人として警察に虚偽の申告をした事例において、逮捕当日に私選弁護人として受任し,身体拘束を徹底的に争いました。最終的に勾留延長請求に対する準抗告が認められ,終局処分前に釈放されました。
- 刑事事件(国選・大麻取締法違反)
- 大麻所持の事案で,勾留請求に対する準抗告が認容され,被疑者が釈放されました。公判では、執行猶予付判決となりました。
- 刑事事件(国選・窃盗)
- 量販店における万引きの事案で,勾留請求に対する準抗告が認容され,被疑者が釈放されました。
- 刑事事件(国選・建造物侵入、窃盗)
- 飲食店における出店荒らしの事案で,勾留請求に対する準抗告が認容され,被疑者が釈放されました。
- 刑事事件(国選・道交法違反)
- 酒気帯び運転の上に人身事故を起こしたという事案で,勾留請求に対する準抗告が認容され,被疑者が釈放されました。また、公判では執行猶予付きの判決になりました。
- 刑事事件(国選・覚せい剤取締法違反)
- 勾留延長決定に対する準抗告が認められ,起訴前に被疑者が釈放されました。また前回の判決から7年弱でしたが,保護観察付執行猶予判決になりました。
- 刑事事件(国選・入管法違反)
- 不法就労で逮捕・勾留された外国人(フィリピン人)の弁護活動に取り組み,不起訴処分を得て早期の帰国を実現させました。
- 刑事事件(国選・覚せい剤取締法違反、窃盗)
- 検察官の求刑を大幅に下回る判決を得ました。
- 刑事事件(国選・窃盗4件、窃盗未遂1件)
- 多数の前科を有する高齢被告人の再犯事件において、地域生活定着支援センターの協力を得ながら更生支援計画書を提出するなどの情状立証を行い、検察官の求刑(懲役5年)を大幅に下回る判決(懲役3年)を得ました。
- 刑事事件(国選・麻薬取締法違反、関税法違反)
- 麻薬を違法に輸入した外国人(ベトナム人)の国選弁護人を担当しました。本国とZOOMを用いて綿密に打ち合わせを行い、判決前に保釈許可決定を得て被告人を保釈することができました。
- 刑事事件(国選・住居侵入)
- 窓ガラスを破って近隣宅に侵入したという事案において、早期に示談を成立させ、勾留取消請求が認容されて被疑者が釈放されました。
- 刑事事件(私選・強制性交等未遂)
- 精神科医、臨床心理士の協力を得て治療計画を策定し、検察官の実刑求刑に対して執行猶予付判決となりました。
少年事件
- 少年事件(私選・無免許過失運転致傷・道交法違反)
- 逆送後に受任し、少年法55条に基づく移送決定を得ました。最終的に、保護観察処分になりました。
- 少年事件(国選・道交法違反 過失運転致傷)
- 酒気帯び運転による交通事故の件で、逮捕翌日に法律援助を用いて受任し、勾留を阻止するために活動しました。残念ながら勾留に代わる観護措置決定がなされたものの、これに対して準抗告した結果、準抗告が認められて少年は釈放されました。逆送の可能性も十分存在した事件でしたが、保護処分の必要性を丁寧に立証し、保護観察処分となりました。
- 少年事件(国選・建造物侵入・窃盗)
- 保護観察中に再非行を行った少年について、少年院退院後の雇用先を紹介するなど社会復帰後の環境調整に努めました。
- 少年事件(国選・暴力行為処罰法違反)
- 被疑者国選弁護人に選任後、速やかに勾留決定に対する準抗告を申立て、準抗告が認められて少年は釈放されました。
- 少年事件(国選・大麻取締法違反)
- 少年院送致が強く見込まれる事例でしたが、裁判官・調査官を説得して補導委託による試験観察を行い、最終的には保護観察処分となりました。
- 少年事件(委託援助・虞犯)
- 施設内で問題行動を繰り返した少年について、協力雇用主の協力を得て就労先を見つけるなどの調整活動を行いました。
- 少年事件(委託援助・監禁)
- 余罪送致が見込まれる事案で、裁判官と交渉を行い、審判の進行について少年に不利益が生じないよう、工夫を行いました。結果的に、余罪についても少年のうちに家裁送致され、審判不開始決定となりました。
- 少年事件(委託援助・虞犯)
- 施設で生活していた少年(女子)がパパ活を行うなどして虞犯送致された事案において、帰住先の施設を紹介するなどした結果、保護観察処分となりました。
- 少年事件(私選・覚醒剤取締法違反、麻薬取締法違反)
- 他県の就労先を紹介するなど調整に努め、保護観察処分となりました。
交通事故・その他民事不法行為
- 交通事故(交渉・請求側)
- 当て逃げ事故において、当初の相手方保険会社の提案額を大幅に上回る金額で示談を成立させました。
- 交通事故(訴訟・原告)
- 追突事故により頚椎骨折で後遺障害1級と認定された事案において、70%の素因減額を主張した被告の主張が排斥され、素因減額は零であるとする当方の主張が認められました。結果的に、当方の主張がほぼ全面的に認められました。
- 交通事故(訴訟・原告)
- バイクと車の事故において、自賠責・労災の後遺症とされていない脚部の傷跡について、慰謝料を認める内容での和解が成立しました。
- 交通事故(訴訟・被告)
- 交差点における右折車と直進車の衝突事故において、原告の請求の約半額での裁判上の和解となりました。
- 交通事故
- 四輪車と二輪車の左折巻き込み事故において、訴訟を提起し、当初の相手方保険会社の提案額を大幅に上回る金額で裁判上の和解を成立させました。
- 交通事故
- 追突事故において、休業損害、後遺症逸失利益に関し、高齢の依頼者の稼働能力に関して丁寧な立証を行った結果、当初の相手方保険会社の提案額を大幅に上回る金額で示談を成立させました。
- 一般民事
- 介護施設における事故の事案で、相手方の提案を大幅に上回る金額での和解を成立させました。
- 一般不法行為(交渉・請求側)
- 子どもが友人に暴行されて歯を欠損したという事故について、将来の歯科治療も考慮した和解を成立させました。
- 一般民事
- 建設業者のミスにより損害を被ったとして訴訟提起された事件において、当方の主張をほぼ全面的に認める判決を得ました。
離婚・面会交流
- 面会交流
- 面会交流を申し立てられた事案において、面会交流の諸条件を巡って合意が成立せず、審判に移行しました。審判では、ほぼ全面的に当方の主張が採用されました。申立人は抗告しましたが、抗告審もほぼ全面的に当方の主張を採用し、抗告棄却となりました。
- 離婚
- DVや不貞行為等を理由に、離婚と共に多額の慰謝料を請求された事案において、丁寧な反論を行い、慰謝料については原告の請求を大幅に下回る判決を得ました。
その他一般民事
- 一般民事・債権回収
- 建設業における請負代金未払の事案で、それまで当然のように発注者が行っていた違法な赤伝処理を指摘し、これも含めて債権全額を回収しました。
- 一般民事
- 不貞による慰謝料請求の事案で,相手方の請求を大幅に下回る金額で示談を成立させました。
- 相続
- 土地の評価額に争いがあり、また一部相続人による相続財産の使い込みが疑われた事案において、遺留分侵害額請求を行い、裁判外の和解により解決しました。
債務整理
- 自己破産
- 免責不許可事由(ギャンブルによる浪費)が存在し、免責不許可も十分考えられる事案でしたが、今後の治療等、裁量免責相当事由を丁寧に立証し、免責許可決定を得ました。
- 自己破産
- 免責不許可事由(スマホゲームへの大量課金による浪費)が存在し、免責不許可も十分考えられる事案でしたが、今後の治療等、裁量免責相当事由を丁寧に立証し、免責許可決定を得ました。
- 法人自己破産
- 介護施設を経営する法人について、入居者や従業員との関係に苦慮しながら破産手続開始の申立てを行いました。代表者については、免責許可決定を得ました。
犯罪被害者
- 犯罪被害者
- 強盗致傷事件の裁判員裁判に被害者参加し,被告人質問,意見申述,被害者論告を行いました。
- 犯罪被害者
- 監禁・傷害被告事件に被害者参加し,被告人質問,意見申述,被害者論告を行いました。被告人は実刑判決を受けて服役しました。
精神保健
- 退院請求
- 医療保護入院中の統合失調症の患者さんについて、退院の要望を受け、精神保健審査会に退院請求を行いました。その後、入院先が任意入院に切り替えたため、退院となりました。
講演会・論文等
- 福岡県弁護士精神保健当番弁護士32年記念シンポジウム「滝山病院事件に学ぶ私たちに必要なこと」(2025年)
- シンポジウムにおいてコーディネーターを務めました。
- 医療観察法対策委員会登録研修(2020年)
- 医療観察法について,弁護士会で基礎講義を行いました。
- 医療観察法対策委員会 登録研修(2019年)
- 医療観察法について,弁護士会で基礎講義を行いました。
- 医療観察法対策委員会 新人向け研修(2018年)
- 医療観察法について,弁護士会で基礎講義を行いました。
- 刑事弁護研究会
- 被害者参加した事例について,弁護士会で発表を行いました。
- 刑事弁護研究会
- 国選弁護人として活動した事例について,弁護士会で発表を行いました。